タイの米袋、「ホームマリ」と「ジャスミン」は同じ意味?
品種・香り・調理用途を分けて考える、家庭と飲食店の米選び

タイで米を買うとき、袋の「Jasmine」だけを見て同じ炊き上がりを期待すると、選びにくくなります。今回はブランドの順位や最新価格ではなく、表示の読み方を考えます。特定商品の品質を認証する記事ではありません。
商品名と品種名を分ける
タイ商務省外国貿易局の米の規格資料では、Thai Hom Maliをカオドクマリ105とRD15に結び付け、Thai Fragrant Riceを別に扱っています。英語の大きな商品名だけでは、比較に必要な情報が足りません。外国貿易局の規格資料
米国国際貿易委員会の報告書もホームマリとパトゥムターニー1を区別し、後者を通年生産に適した香り米と説明しています。別の香り米だからといって偽物と決め付けたり、価格だけで品質を判断したりしないことが大切です。USITC報告書、Box 6.1
ジャスミンの花を加えたという意味ではない
在上海タイ総領事館の文化紹介は、香りをジャスミンの花よりパンダンの葉に近いものと説明しています。名称を添加原料の表示と受け取らず、原材料や商品情報を別に確かめましょう。タイ総領事館の文化資料
家庭では少量で試す
ここからは編集チームの提案です。表面の商品名と裏面の品種・配合表示を合わせて読み、重量、包装情報、保管方法を確認します。初めてなら少量を買い、商品の炊飯案内を出発点にすると比較しやすくなります。すべてのタイ米に同じ水加減を当てはめず、同じ炊飯器で条件をそろえて調整してみてください。
炊きたてを食べるのか、弁当として冷まして食べるのか、炒飯に使うのかも考えましょう。用途によって求める食感は変わり得ます。袋の値段は重量をそろえて比較することを勧めます。
飲食店では一皿の再現性を記録する
仕入先のサンプルを同じ条件で炊き、炊きたてと保温後の食感を別々に記録する方法を提案します。商品名、仕入先、包装単位、炊飯条件を残せば、納品内容が変わった際にも説明しやすくなります。これは運営上の比較方法であり、認証手続きではありません。
高い米がどの料理にも最適とは限りません。料理と客の期待に合うものを選び、次の納品でも同じ結果を目指せることが重要だと考えます。引用した輸出規格は背景資料です。国内のすべての小売商品に対する最新の法的判定に置き換えず、実際の商品と契約に応じて確認してください。
参考資料
- Department of Foreign Trade · Thailand Standards for Rice
- USITC · Rice: Global Competitiveness · Box 6.1
- Royal Thai Consulate-General, Shanghai · Thai Hom Mali Rice
本コラムは筆者の見解です。