タイのカフェ「普通の甘さ=50%」、注文前に確かめたいこと
「通常の甘さ=50%」の発表から考える、注文と店舗運営の確認ポイント

タイのカフェで「普通の甘さで」と頼むのは簡単だ。しかし、客と店員が同じ味を思い浮かべているとは限らない。甘さを控えたい人にも、いつもの注文を安定させたい店にも、まず必要なのは基準を共有することだ。
公式発表で確認できること
タイ保健省の保健局は2026年2月11日、9ブランドが参加する「通常の甘さ=50%」の方針を発表した。本稿はその発表を振り返る生活解説であり、本日新たに始まったというニュースではない。タイ保健局の発表
何を基準にした50%なのか
ここからは編集チームの解釈である。この発表だけで、どの店でも同じ大きさの飲料に同じ量の糖類が含まれるとは判断できない。注文画面の割合を、飲料全体の重量に占める砂糖の割合として読むのも適切ではない。店の比較基準を確認したい。
初めての店では「この飲み物の標準はどの甘さですか」と尋ねるとよい。希望の段階を選んだら、シロップ以外にも加糖された材料を使っているか確認すると話が具体的になる。「シロップを加えない」と「すべての材料に糖類がない」は異なる説明だ。個別商品の含有量は、実際の材料や表示を確認する必要がある。
短く、再現できる注文にする
飲料名、サイズ、希望の甘さを一緒に伝え、注文記録にも同じ選択が表示されているかを見る。別の店舗や別の飲料でも、同じ選択が必ず同じ味になると考えない方がよい。予想と違った場合は、次回の相談に使えるよう選んだ段階を覚えておこう。これは編集部が提案する注文方法であり、栄養成分の測定方法ではない。
店には共通の調理基準が必要
小規模カフェには、基本レシピと選択肢を合わせて記録することを提案したい。カップ別の基準、追加材料の扱い、店員の説明をそろえることで、担当者が変わっても案内を引き継げる。配達と店頭で標準設定が異なるなら、注文前に分かるようにしたい。
方針の言葉を宣伝に使う前に、実際にどのレシピを提供しているかを確認するべきだ。参加状況や材料を確かめずに、店舗全体が公的認証を受けたと表現する根拠はない。本稿は特定店舗の調査でも健康効果の保証でもない。
生活と商売が交わるのは、小さな確認の場面だ。「普通」という一語を客と店員が同じ意味で理解できるようにすることから始めたい。
参考資料
本コラムは筆者の見解です。